一般財団法人 STVグループみらい財団

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2022年度「STV“高校ブンカ部”応援プロジェクト」実施状況

応募数は38校40団体でした。ご応募いただいた部活動の皆様にお礼を申し上げます。
厳正なる選考の結果、下記の10校を応援先として決定し、このほど応援備品を贈呈しました。

<2022年度 応援団体>(五十音順)

■北海道奥尻高等学校 オクシリイノベーション事業部
 <贈呈備品> アイパッド、ペンシル、保護フィルム、ケース

2017年遠征費を捻出するため、クラウドファンディングを実施し、約160万円の支援。
(返礼品としてオリジナルTシャツ製作)
2018年、継続的に部活動を支援するためにオクシリイノベーション事業部(通称:OID)を創部。
「工事用仮囲い」のデザインや酒造会社のラベルデザインを手掛けています。
また、函館で(株)良品計画の協力のもと、奥尻マルシェを開催し、オリジナルグッズや奥尻島の特産品の販売やネット販売も実施しています。
オリジナルグッズは商品計画、デザイン、梱包、発送まですべて部員の手で行っています。

<部員代表のコメント>
 応援団体に選んでいただきありがとうございました。
私たちOIDは奥尻高校、奥尻島の活性化のため日々販売や発信活動を行っています。
今後は頂いたiPadを活用してより良いデザインのグッズ制作に励みたいと思います。

■北海道帯広農業高等学校 農業科学科小麦分会
 <贈呈備品> 食品乾燥機、製粉機、ホームベーカリー、オーブン、真空パック器

国内で最も製パン適性が高いのは道産の春まき小麦ですが、収量性が低く、天候の変動に影響を受けやすいため、 安定した生産量や品質をテーマに2021年度から取り組んでいます。
具体的には小麦の「ゆめちから」と「きたほなみ」をブレンドし、廃棄される規格外野菜を混ぜ込んだ新たなパン作りをはじめ、 道産パン用小麦の生産・消費拡大を農家、飲食店、観光業等と連携した新たなプロジェクトをスタートさせています。
新型コロナウイルスの影響で「家庭で調理を楽しむ」という面が認識され、 家庭にとって身近な存在である「パン」によって食及び農業への関心を呼び起こさせるきっかけになるよう活動していきます。

<部員代表のコメント>
 私たちの住む十勝は、日本一の小麦の産地です。ご支援いただいた備品を活用して研究を 進め、北海道の小麦の安定生産・供給への取り組みを充実させる手法や技術、社会性を身に付け、消費者の期待に応えられる農業後継者になるため今後も頑張ります。この度は誠にありがとうございました。

■北海道釧路北陽高等学校 美術部
 <贈呈備品> 色鉛筆24色、クレヨン24色、水彩絵具18色、マーカーペン80色

創部は1963年と古く、油彩、デザイン、創作の3部門を軸に取り組んできました。
コロナ禍で活動が制限される中、地域の高齢者施設へ手作りのクリスマスカードを届ける活動がきっかけで、
施設や病院の高齢者の方々が家族などに気軽に会えないため、少しでも心が和らぐような活動をしたいと考えました。
色を使ったり、手を動かすことができる「ぬり絵」を製作することで、喜びや楽しみを共有したいと考えています。
頂いたい色鉛筆等の描画材料セットを高齢者の方々に貸し出し、その作品を展示し、家族の皆さんに見てもらうような企画も検討中です。

<部員代表のコメント>
 部活動を通し、こういった地域に向けての活動に携わることが評価してもらえるのは 感慨深いものがあります。ありがとうございます。
自分たちも楽しんで活動し、それが自分たちだけでなく地域の人たちに喜んでもらえることなのだと再認識でき嬉しい気持ちです。
 これまで続けてきた似顔絵コーナーのような地域に向けての活動が、自分たちの特有のものであるのだと気づくことができと同時に、
自分ではなかなか揃えられない道具をいただき、早く使って制作したい意欲が湧いています。

■北海道釧路明輝高等学校 科学部
 <贈呈備品> ノートパソコン

釧路明輝高校の科学部は、2007年度の開校時から活動を続け、道東の自然を対象とした調査・研究に取り組んでいます。
主なテーマは、雪結晶の形に関する研究で雪結晶レプリカを素材に用いた研究活動を展開しており、これは他にはない特色だと考えています。
また人工マリモの培養方法に関する研究でも、阿寒湖が身近に存在する釧路市の地域性に着目したテーマです。
阿寒湖のマリモは特別天然記念物であるため、私たちは人工マリモを実験に用いています。

<部員代表のコメント>
 今回の応援プロジェクトで明輝高校を選んでくださり、ありがとうございました。
これからも地域に根付いた研究をして、釧路の魅力を全国に伝えていきたいと思います。
頂いたパソコンで雪結晶の3Dモデルの作成等に使って活動していく一方、地域に関する探究を今後も続けていきたいと思います。

■北海道札幌国際情報高等学校 商業研究部
 <贈呈備品> ノートパソコン

1996年に創部され、全国生徒商業研究発表会に出場。昨年から食品ロスを研究テーマに調査研究・実践しています。
具体的には、「フードドライブ」と「アップサイクル商品の開発」に取り組んでいます。
フードドライブはこれまで札幌市北区で3回実施し、約500点の食品を集め、国際交流プラザとこども食堂に寄付をしました。
商品開発では、上富良野町の農家(しまねずみファーム)で発生するアスパラの規格外部分を使って紙にする「アスパラペーパー」を製作。
また、コスメティック商品の開発にチャレンジ中です。

<部員代表のコメント>
 この度はノートパソコンをご寄贈いただきありがとうございました。
調査研究や校外でのプレゼンテーションの際、学校備品を借りて活動していましたのでとても嬉しいです。
今後も社会課題をテーマに活動を進展させていきます。

■北海道苫小牧工業高等学校 機械工作研究部
 <贈呈備品> スポット溶接機、充電式エアダスター

創部は1999年で、活動目的は、メイドインジャパンを支えるエンジニアの卵として、ものづくりに関する基本的な技術を習得することです。
特にマイコンカーラリーは北海道の工業高校の先生がマイコン制御の教材として開発した自動車型模型ロボットですが、最近では電気自動車の開発が世界的に活発になってきています。
マイコンカーもそれに歩調を合わせ、工業高校生ならではの技術で自動運転による制御に取り組んでいます。
 ものづくりの基本である設計、切断、穴あけ、やすりによる手仕上げ、組み立て、C言語やC++言語を用いたマイコンのプログラミングまで、
一連の作業を通して工具・工作機械・パソコン等を使いこなすことで技術・技能を高める技術者集団を目指しています。

<部員代表のコメント>
 この度、充電式エアダスターとスポット溶接機を寄贈いただき、ありがとうございました。それぞれ大切に使わせていただきます。
充電式エアダスターは、基板等の埃を吹き飛ばすことで静電気等でのショート防止に大変役立っています。
スポット溶接機は、自前の電源を製作するために電池の電極をつないでいき、パック化するために使用します。
あまり一般的な機械ではありませんが、ロボット競技ではとても重要なパーツ作りに役立っています。

■北海道美深高等学校 軽音楽部
 <贈呈備品> アイパッド、マイク、保護フィルム、ケース

2018年から部活動に昇格し、各種大会への出場や学校祭での発表、地域の音楽イベント出演などの活動を行っています。
2021年の北海道グランプリ大会でグランプリ校賞を受賞し、全国大会にも出場しました。
練習や大会の様子が取材され、テレビ大阪が制作したテレビ番組で本校が紹介されました。
また、町で開催される野外ライブイベントや、夏祭りのステージ演奏など、地域のイベントに積極的に出演し、地域の方々から「美深高校と言えば軽音楽部」と言われるほどに成長しました。
Googleの検索画面で【美深高校】と入力すると、検索候補に【美深高校 軽音楽部】と出るようになり、軽音楽部への入部を目的に本校に入学する生徒も出てきています。

<部員代表のコメント>
 贈呈していただいたiPadは画面も大きく容量も大きいため、バンドで合わせて練習する際の振り返りに大活躍しています。
これからも大会出場やライブなどで実績を残せるようにがんばります。ありがとうございました。

■北海道北斗高等支援学校 文化部
 <贈呈備品> ベースアンプ、キーボードアンプ

2017年の開校と同時に創設されました。主な活動は週2回ずつ美術活動(月・金曜日)と音楽活動(火・木曜日)に取り組んでいます。
音楽を通じて地域の高齢者の方々に喜んでもらえるような曲目や振り付けを考えたり、カラオケ大会に参加するなどの活動を行っています。
また、授業の福祉で学んだ事を生かす為に、介護施設訪問が制限されている中、演奏とメッセージ動画を撮影したDVD制作や美術活動で制作した クリスマスカードを介護施設に届ける活動に切り替えるなどの工夫を行っています。


<部員代表のコメント>
 このたびは、文化部応援プロジェクトで私たちの文化部を選んでいただき、ありがとうございました。
アンプは今までは借りて使用していましたが、今回の新しいアンプを寄贈していただき、大変感激しています。
これまで以上に部活動に励み、練習時や発表会で使用したいと思っています。
大切に使用します。本当にありがとうございました。

■北海道真狩高等学校 製菓部
 <贈呈備品> 卓上冷蔵ショーケース、電気菓子ゴテ

2021年創部で、ニンジンやトマトなど地域で生産された農産物(素材)の特性を生かした製品開発や各種コンテストに出場するなど、真狩村の農業を広くPRする活動に取り組んでいます。
真狩村は農業を主産業とする村で、農産物には、ゆり根やニンジン、馬鈴薯がありますが、最近ではサツマイモの栽培研究が行われ、製菓部ではサツマイモ栽培の研究や有機JAS認証、JGAP認証を取得したトマトの生産を行っています。
一方、地域で生産された農産物を、高校生が製品化し、地域の方々に購入(消費)してもらう、正に地産地消を実践しています、地産地消を柱に活動しているのは他にはない特色ある活動だと思っています。

<部員代表のコメント>
 この度はこのような賞をいただき誠にありがとうございました。自分が入学した頃から新型コロナウイルスの影響があり、満足いく活動ができませんでした。少しずつですが活動ができるようになり、自分のやりたいことが、やっとできるようになってきました。間もなく卒業を迎えますが、残りの高校生活悔いのないように活動できたらと思います。今回いただいた品を生かして、部活動をさらに活発にしていきたいと思います。

■北海道留辺蘂高等学校 eスポーツ部
 <贈呈備品> ゲーミングチェア5脚

2021年レバンガ☆サッポロ、北海道医療センターの協力を得て、当時1年生2人により創部。
地域に根差した活動として、置戸町ふるさと少年クラブ「eスポーツ体験会」に講師のサポートとして参加した他、夏休み中の地域創生の観点から高齢者と孫世代との交流の幅等を広げる手伝いをするため、高齢者向けeスポーツ体験会を実施しています。
スキルアップの為に、北海道医療センターの方に「LEAGUE OF LEGENDS」のコーチングを受けて練習する他、他校との合宿を実施しています。

<部員代表のコメント>
 この度は留辺蘂高校eスポーツ部にゲーミングチェア5脚を寄贈していただきありがとうございました。同じ椅子で色違いのゲーミングチェアでより一層団結力が増しました。これから、結果もついてくるようにより一層練習に励んでいきたいと思います。

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