一般財団法人 STVグループみらい財団

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「STV“高校ブンカ部”応援プロジェクト」について

企画趣旨

高校の文化系の部活動=いわゆるブンカ部は、運動部に比べると注目される機会が少なく、

中には予算や部員の減少で活動の維持に苦労しているところもあるのではないでしょうか。

そうしたブンカ部の中には、郷土の調査・研究や伝統文化の継承など地域に根ざした活動や、

他にはない特色ある活動に取り組んでいるところがあります。


当財団は、将来地域の文化を担うであろう高校生たちの、

そうした他とは違う活動に取り組んでいるブンカ部を応援する企画を2015年より実施しています。

2025年度の応援先が5校決定しました

2025年9月29日、選考委員会が開催され、下記5校が今年度の応援先に決定し、このほど応援備品を贈呈しました。

<2025年度 応援団体>(五十音順)

■札幌光星高等学校 放送部
 <贈呈備品> 音声用収録機器、ビデオ用照明機器

 昭和30年頃に創設、過去にはNHK杯放送コンテスト全国大会へも出場していました。
今年も高文連の大会に参加し、NHK杯放送コンテスト北海道大会の朗読部門に出場できました。
また、毎年、札幌市東区役所の広報ラジオ番組「タッピー通信」にて、「い~すトーリー」内の番組制作もしています。
この番組では、札幌市東区の地域で頑張っている人や施設などを紹介し、地域を盛り上げています。
他にも、ショート動画コンテストへの参加や、HBCテレビとの協力のもと「北海道中・高生ニュース」への参加など、意欲的な活動をしています。

部員代表のコメント

 この度は札幌光星高等学校放送部を貴応援プロジェクトに採用していただき、ありがとうございます。
今回、寄付していただいたガンマイクポールやフィールドレコーダーを活用し、今までより一層、相手の心に響く作品を制作していきたいと思います。
本当にありがとうございました。


■札幌北斗高等学校 演劇部
 <贈呈備品> パンチカーペット、養生用テープ

 支部大会ではここ10年で7度最優秀賞、2度全国大会の北海道代表として出場、今年度は、富良野演劇工場での「ふらの演劇祭U18」に参加しました。
この公演は、航空機に関する舞台のため、丘珠空港の整備会社(HAC)の協力で格納庫や整備の見学なども行いました。
昨年、一昨年は、東警察署・道警・元町地区と連携し、高齢者向けの特殊詐欺防止の啓発劇を上演、地域密着の活動をしています。
この上演は本州の中学校や高校の演劇部や生徒会で本校が上演した台本を使って同様の取組みを始め、様々な広がりを実感しています。

部員代表のコメント

 この度は応援先に選んでいただき、誠にありがとうございます。
贈呈していただいたパンチカーペットと養生テープを、大会や公演などで大切に使わせていただきます。
温かいご支援に心より感謝申し上げます。これからも部員一同、より良い作品づくりに励んでまいります。


■北海道士別翔雲高等学校 ボランティア局
 <贈呈備品> モルック、ボッチャ

 前身の北海道士別商業高校から活動を開始し、平成19年、市内2つの高校が再編統合され、士別翔雲高校になった2年目に再開されました。
ボランティア活動を通じてボランティア精神を養うとともに地域社会に貢献し周囲の人々に奉仕する喜びを知ることを目的としています。
局活動は部活動との掛け持ちが可能なため、積極的にボランティア活動に参加する生徒もいます。
どの活動も地域とのつながりが深く、地域や児童館のお祭りの手伝い、交通安全啓発活動、赤い羽根共同募金などに毎年参加しています。

局員代表のコメント

 この度は、応援プロジェクトで士別翔雲高校を選んでくださりありがとうございます。
今回いただいたモルックとボッチャを、学校の生徒・先生また地域の人にも広めて活動していきます。
局員一同これからもボランティア活動をがんばりますので、応援よろしくお願いします。


■北海道豊富高等学校 吹奏楽部
 <贈呈備品> メトロノーム、スタンド、譜面台

 北海道北部にある豊富町内唯一の高校吹奏楽部、通称「豊高バンド」。
吹奏楽部は1959年に発足した少人数バンドです。豊富町内はもちろんのこと、稚内市や札幌市でもライブさせて頂き、活動の場を広げています。
2025年夏から、踊りながら演奏するスタイル「ダンプレ」を導入。少人数だからこそ動きの大きいパフォーマンスを取り入れたダンプレに取組んでいます。
コンテストにも参加し、2025年度の全道高文連マーチングバンド&バトントワリング大会に出場することができました。
 多くのお客様からあたたかいエールを頂いています。
皆様に支えられているからこそ活動できていることを心に、少しでも恩返しできるよう、自主性を重んじて日々の活動に励んでいます。

部員代表のコメント

 この度は豊高バンドを応援していただきありがとうございます!
楽器スタンドや譜面台、大きなメトロノームは日々の練習やライブパフォーマンスの上でとても大事なものなのですが、高額で手が出せませんでした。 応援していただいたおかげで、さらにクオリティを高めていくことができそうです。
 これからも「お客さま第一主義」で頑張ります!ぜひ公式Instagramをご覧ください。


■北海道野幌高等学校 演劇部
 <贈呈備品> 簡易PAシステム

 2021年度、部員が2名と演劇部の存続が危ぶまれる中、石狩支部大会で最優秀を受賞し、全道大会に出場できました。
この活動が生徒や地域で認められ、翌年には部員が2桁と急増、大きな部室が割あたって活動の幅も広がり、現在では新入生歓迎会、学校祭、高文連大会と年3回の公演を行っています。
 2024年度には、72年前に野幌高校の旧校舎火災で、7名の教員等がなくなった火災事故を扱った「野幌の譜(うた)」というお芝居を創作・上演、火災の被害と学校の歴史を語り継ぐなど、同窓生などからも励ましをもらうなど活発に活動しています。

部員代表のコメント

 この度、音響機器一式を贈呈して頂き、心より感謝申し上げます。
音響面で課題を抱えていたので、新しい音響機器はまさに待望の宝物です。
日々の練習や自主公演などでの使用はもちろん、学校祭や体育大会などの学校行事にも活用し、学校生活を支える大切な役割を果たしていきたいと思っています。
今後の舞台において、よりクリアで臨場感あふれる音響演出を実現し、観客の皆様に感動を届けられるよう、頑張っていきます。
温かいご支援を賜り、誠にありがとうございました。