一般財団法人 STVグループみらい財団

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「STV“高校ブンカ部”応援プロジェクト」について

企画趣旨

高校の文化系の部活動=いわゆるブンカ部は、運動部に比べると注目される機会が少なく、

中には予算や部員の減少で活動の維持に苦労しているところもあるのではないでしょうか。

そうしたブンカ部の中には、郷土の調査・研究や伝統文化の継承など地域に根ざした活動や、

他にはない特色ある活動に取り組んでいるところがあります。


当財団は、将来地域の文化を担うであろう高校生たちの、

そうした他とは違う活動に取り組んでいるブンカ部を応援する企画を2015年より実施しています。

2024年度の応援先8校決定しました

2024年9月下旬、選考委員会が開催され、下記8校が今年度の応援先に決定し、このほど応援備品を贈呈しました。

<2024年度 応援団体>(五十音順)

■市立札幌開成中等教育学校 書道部
 <贈呈備品> 全紙毛氈、筆、半紙

開成高校時代から活動を続け、2015年に中等教育学校となってからは中学生と高校生の計6学年で活動を行うようになりました。
6学年の部員同士のつながりや地域とのつながりを活かし、作品制作や書道パフォーマンスなど、私たちにしかできない様々な活動を行っています。
部員が書道を楽しむだけでなく、部員のつながりを活かして地域の方にも気軽に書道を知り楽しむ場を提供し、地域とのつながりを作り、書道という文化を未来につなげることを目指しています。

部員代表のコメント

 この度は応援先に選んでいただきありがとうございます。
いただいた物品を活用して作品制作を行っています。
中高一貫校で部活内に6学年が揃っている強みを活かし、これからも札幌開成書道部としての高みを目指していきます!

■市立札幌平岸高等学校 書道部
 <贈呈備品> ロール毛氈

書道部は早期から創部され、部員同士が学年の垣根を越えて仲が良く、先輩は後輩たちの面倒をよくみる笑顔絶えない書道部です。
書道の基礎的な成果を披露するため各種書道展への出品、より実力をつけるため他校と合同で合宿や錬成会の実施、また、それらを活かして「書道パフォーマンス」の披露も行っています。
各種書道展も書道パフォーマンスも学校を飛び出て外の世界との繋がりを作るためのひとつの手段と考え、札幌市立の高校として責任を持ち、イベントや施設での対応を通して地域に貢献したいと考えています。

部員代表のコメント

 この度は平岸高校書道部を応援プロジェクトに選んでいただき、ありがとうございました。
これまで書道パフォーマンスをする際の大きな毛氈がなく、ブルーシートや新聞紙を敷いて代用していました。
今回贈呈していただいた毛氈を使用して、日々の制作やパフォーマンス活動により励んでいきます。

■札幌山の手高等学校 演劇部
 <贈呈備品> カーペット、ミシン、作業台、塗料

創部は1956年で高文連石狩支部でも老舗の高校演劇部です。
これまで支部で最優秀賞を12回受賞、全道演劇発表大会でも3回優秀賞を受賞しています。現在、北海道一の大所帯演劇部で、生徒中心で組織だって創作活動を行っています。
公演数も多く、今年度も高文連大会以外に、新人公演や自主公演、地域から呼ばれての公演などがあります。
道警から「飲酒運転撲滅イベント」に招聘されたり、ミュージシャンの栞寧(しおね)さんのPVに出演したり、ラジオ番組で朗読劇を発表したり、舞台以外での活動も活発です。

部員代表のコメント

 この度は、応援プロジェクトで私たちを選んでくださりありがとうございました。
今までは、あまり凝ったことができない部分が多々ありました。
しかし今回いただいたミシンや作業台、カーペットや塗料を十分に活用し、よりスケールアップした芝居を創ろうと思います!

■藤女子中学校・高等学校 科学部
 <贈呈備品> 監視カメラ、三脚、メモリーカード、染色液、消化酵素

創部は約30年前、当初は高文連の発表が中心でした。
現在は酪農学園大学での高校生研究発表企画「サイエンスファーム」にも参加、今年度は全13演題を発表しました。
また、小中学生を対象に科学に対する興味関心を高め、その楽しさを伝える科学イベントへ積極的に参加しています。
最近は北海道大学総合博物館と連携した教材開発も携わりました。
学校では骨格標本や透明骨格標本作成、香水や洗剤、生物室で飼育している10種類を超える生物の研究なども行っています。

部員代表のコメント

 この度は藤女子中学校・高等学校科学部に過分なるご寄付をいただき、誠にありがとうございました。
早速、トレイルカメラ・SDカード・三脚は生物の観察に、アリザリンレッド・トリプシンは透明骨格標本作成に活用させていただいております。
部員一同、これからも研究に打ち込んで参りますので、応援のほどよろしくお願いします。

■北海道北広島高等学校 写真部
 <贈呈備品> ノートパソコン

創部45年、開校から部活動を行い、過去に4回全国高文連大会に出場しています。
最近は、本校ボールパーク委員会による、「キッズフェスタ~小学生のためのスポーツ・芸術・文化チャレンジイベントとして、北広島市民の小学生を対象とした写真教室を開催し、親子写真の撮影は大変喜ばれています。
また、エスコンフィールドで写真展なども開催、写真活動を地域に広めています。

部員代表のコメント

 この度は応援備品を贈呈していただきありがとうございました。
このパソコンで以前よりも写真確認や編集作業がしやすくなりました。
今後は写真のコンクールで1枚でも多く入賞できるように頑張りたいです。

■北海道根室高等学校 演劇部
 <贈呈備品> LED照明 照明コントローラー 除湿器

昭和27年頃から活動を開始、道内でも指折りの伝統ある演劇部です。
「演劇を心から楽しむ」ことと「協同自律」をモットーに、部員同士で励まし合い、相談し合いながら、学年の壁を越えて和気あいあいと一つの作品作りに取り組んでいます。
また、日本最東端の高校で根室管内でも唯一の演劇部でもあります。現在、根室市内の施設や市の教育委員会と共同で地域の小中学生を対象にした課題解決型の演劇を実施しています。
高文連大会では、北方領土が近いことから領土問題や社会的な分断をテーマにした作品も上演しています。

部員代表のコメント

 この度は選んでいただきありがとうございます。
根室は年中濃霧や雨が多く、そのため衣装や機材の劣化が早いという悩みを抱えていました。
今回贈呈いただいた灯体や照明卓、除湿機は活動の大きな励みになります。
これからも私達演劇部は努力を惜しまず、より良い作品をお届けできるよう頑張りますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。

■北海道福島商業高等学校 総合文化部
 <贈呈備品> 全身鏡、インクタンク、書道道具、アクリル絵具

総合文化部は、2020年総合文化同好会として創部、2023年に部に昇格、現在では書道、軽音、ダンス、写真、美術の5つのサークルから構成され、自分の好きなサークルで活動しています。
かけもちOKで、自分の興味のあるものをとことん追究しています。
書道パフォーマンスなどでは、下絵を美術サークルの生徒が書き、軽音サークルの音楽に合わせて書道サークルが完成させ、その様子を写真サークルが撮る、といったようにみんなの力を合わせて一つの物を作り上げています。

部員代表のコメント

 この度は、応募団体に選んでいただきありがとうございます。
私達は一つの部活動の中で総合文化という名目でたくさんの活動をしています。
人数も多く限られたもので活動していました。そこで応援備品を使わせていただき、今まで以上に快適な部活動をめざしたいと思います。

■北海道礼文高等学校 放送局
 <贈呈備品> レコーディングブース、マイク

昭和61年に創部、島外からの受験生を受け入れてから部活動も活発となり、番組作りなどでは毎回全道大会に出場するまでになります。
現在町内のIP告知放送での学校行事関連分を放送局員が担当させていただいており、礼文町内全戸に放送されるアナウンスは町内でも好評です。
さまざまな大会でも礼文島の魅力を発信し、北海道映像コンテスト2023において、礼文島の特産品である昆布についての番組「海の宝」が北海道総合通信局長賞を受賞しています。
また、ボランティア活動として地域の保育所の運動会のアナウンスも担当するなど、部活動の幅を広げています。

部員代表のコメント

 この度は応援先に選んで頂き誠にありがとうございます。
贈呈品を活用し、より良い作品の制作に取り組んでいきます。
次回参加予定の大会で結果を残せるように部員一同、励んでまいります。